呪縛
痛いくらいのコノ鎖

纏わりつくのが苦しいの
振りほどいても 振りほどいても
アタシを追ってくる

神様はアタシを許してくれないの?
跪いて 許しを乞わなくてはいけないの?

アタシが何をした
アタシが罪を犯したのだろうか

とおい昔の出来事 流せなかった涙
もう忘れてしまったはずの悲しみ

身体中が叫んでる

それならば
アタシなど生かしておかなければいいのに
きっとあいつは
宙の果てで水晶眺めて笑ってる

狂おしいくらいに
昔の温もりを思い出してうずくまるアタシ

あれは悪魔だ

笑った顔した悪魔だ

愛が欲しくてたまらなかった小さなアタシに
この飴を舐めたら幸せになれるよと
簡単に嘯いたんだ

何も知らなかった小さなアタシは
甘い味と香りに包まれて 夢見心地
これが愛だと幸せだと 笑って
そして次にくれた新しい飴玉が欲しくなった

笑って 飴玉を差し出したあいつは悪魔だ
神様なんかじゃない

今更・・・ 全部今更なんだよ
無邪気に甘い飴を強請ってた小さなアタシには
もう 戻れないんだって

あいつが神様なら
どうか どうか アタシを救って下さい